ドロップタップdroptapの使い方 視覚シンボルでコミュニケーション
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北区の児童発達支援事業所、ステラ幼児教室・上飯田校です。
コミュニケーションと言われると、多くの人が一番最初に思いつくのが「言語」だと思います。でも、言語以外でもコミュニケーションを取る手段はたくさんあって、例えば、身振りや手振り、話し手の表情などで伝えることもできますし、イラストやシンボルマーク、図形、ICT機器などを使って自分の感情や意志を表現することが可能です。
最近、ステラでは「ドロップタップ(droptap)」というipadアプリを導入し始めました。これは、国立特別支援教育総合研究所の青木高光さんが15年程前から開発をスタートした視覚シンボルコミュニケーションを支援するアプリです。多くの人に支えられながら、今なお開発が続いています。
アプリでは、たくさんの図柄の中から好きな図柄を選び、表示することが可能です。例えば、上の写真のような図柄を選んで表示すれば、2択の意志表示が可能になります。これに取り組んでもらうことで、意思表示をすることがまだ困難なお子さんにも、意思表示の意義やそのやり方を直感的に理解してもらいやすくなります。
自分の意思や選択を、ipad上のシンボルをタップすることによって相手に伝えることが可能です。また、音声も同時に出るので、言葉の表出にも効果が期待できます。
絵本やお話の内容に合わせてシンボルをあらかじめ用意しておけば、「誰が出てきたかな?」という質問に対して、画面をタップすることで質問に答えることも可能になります。
子ども一人ひとりの発達状況や課題に合わせてシンボルを集められるので、子どもも楽しく飽きることなくドロップタップ(droptap)が使えますし、授業としての幅が広がります。
発語がうまくできないお子さんにとって、ドロップタップ(droptap)で誰かとコミュニケーションを取ることは、コミュニケーションにも興味を持つきっかけとなります。そして、これが発語が促すこともあります。