『読み書きの苦手な子どもの「見る力」~子どもの理解とその支援~』講演会を開催しました
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2月19日(土)にステラ幼児教室・個別支援塾主催の講演会を開催しました。
今回は『読み書きの苦手な子どもの見る力』をテーマに、JOAオプトメトリスト・1級 眼鏡作製技能士・特別支援教育士(S.E.N.S)の資格を持ち、視覚発達支援あおぞらにて子ども達の視知覚認知と学習面の支援に精力的に取り組んでおられる茅野晶敬先生にご講演いただきました。
見え方と聞くと視力を想像する方も多いかと思いますが、視力が良いのにも関わらず手元をあまり見ずに遊んだり・作業をしたりする、本読みが苦手、文字を書き写すことが苦手などの様子が見られるお子さんもいるのではないでしょうか?
がんばって取り組んでいるのになぜかできない。努力が足りないのではないか?そんな周囲に理解されにくい子どもたちはどんな「見え方」をしているのか、実際に目の動きにくさが分かる動画や、読み書きでの間違いの例などを見せていただきながらご説明していただきました。
私たちが普段見ている世界がみんな同じように見えているとは限りません。
自分以外の人がどのように見えているかは言葉にしなければわかりませんよね。子どもであればなおさら自分と他人の見え方が違うということに気づくことが難しいと思います。
茅野先生のお話しを聞き、表面的な 文章がよめない・文字が覚えられない・書けない の中に隠れる様々な要因を考え、どのようにしたら学びやすく、理解しやすくするかを考えることの大切さ、型にとらわれず大人側が柔軟に指導の仕方を変えて指導をしていくことの大切さを改めて感じました。
また、講演のなかで「見る力」が弱いお子さんに対して周りができる環境調整や、支援として使える文房具なども紹介していただきました。
リーディングスリットや数字やメモリが見やすい定規、鉛筆の補助具などお子さんの苦手に合わせて使っていくことで、学習効果が高められそうなものをご紹介いただきました。ステラでもお子さんの必要に応じて取り入れていきたいと思います。
昨年度からオンラインでの開催となったステラ主催の講演会ですが、今回は100名近くの方にご参加いただきました。今後もステラ幼児教室・個別支援塾では子どもたちの成長につながる情報を積極的に発信していきたいと思います。
次回の開催をお楽しみに!