子どもの興味のあるものや好きなものを取り入れることで、意欲や集中力を高める工夫
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港区にある児童発達支援事業所、ステラ幼児教室・港校です。
今回は、折り紙を使った課題について紹介します。
折り紙を折る動作は子どもにとって初めはとても難しく、折り紙を見た瞬間に「やらない」と言う子どもがたくさんいます。
なぜかというと、折り紙は空間認知力や、目と手の協応動作、手指の巧緻性が必要であるため、手指が不器用な子どもや空間を捉えることが苦手な子どもには難しく感じられるからです。
見たとたん、「できない」と思うから、やりたくないのですね。
でも、少しでも楽しく折り紙を折ってもらいたいと思い、子どもからリクエストのあった危険生物や恐竜のイラストを取り入れることを検討。そのイラストの一部に、三角や四角の折り紙を入れられないかと試行錯誤を重ね、やっと課題が完成しました!
写真はその1つの例で、折り紙を1回だけ三角に折った「三角折り」を入れた、とても強そうなサメの作品の見本です。
今回の折り紙の課題には、子どもたちも興味を持ち、折り紙への苦手意識も忘れて、集中して楽しく制作に取り組んでいます。
まず、子どもの興味があることを課題に取り入れることで、「やってみたい」という意欲が生まれます。ここでは、子どもの好きな危険生物や恐竜を取り入れたことで、興味を持って取り組んでくれたことです。
また、子どものスキルに合わせてスモールステップで課題を設定することで「これならできる」という自信も生まれます。今回は、折り紙を1回折る「三角折り」を設定したことで取り組みやすかったと思います。
そして、作品が完成すると「できた」という達成感が生まれます。作品が完成するとできた喜びがありますし、保護者の方に褒めてもらえると嬉しいですよね。
折り紙は身近にあり、とても簡単な遊びのようですが、大人から子どもに長年引き継がれていることもあり、とても奥が深い遊びです。
今後も子どもに楽しく課題に取り組んでもらえるように、子どもの好きなものを取り入れたり、課題設定を考えたり、工夫をしていきたいと思います。