子どもの数字への興味・理解や、日付・曜日感覚を育むカレンダーの使い方
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名古屋市昭和区にある児童発達支援事業所、ステラ幼児教室御器所校です。
御器所校では教室に1つずつカレンダーがありますが、先日、そのカレンダーをリニューアルしました。
今回は絵本をモチーフに3種類のカレンダーを作りました。
まず、逃げた金魚を絵の中から探すのが楽しい『きんぎょがにげた』と、からすが作った変わった形のパンを一度は食べてみたいと思う『からすのパン屋さん』、それから、昔から子どもに親しまれてきた『ノンタン』シリーズ。
どれも、子どもたちが大好きな絵本です。
カレンダーといえば、日付や曜日を確認したり、予定や計画を立てたり、見通しを立てるのに役立つツールですが、まだその役割がわからなくても、このように子どもの好きな絵などがあると、興味を持って見たり、数字や文字を身近に触れたりすることができます。
カレンダーは数字などを貼るタイプのものと、数字と曜日が順番にめくるタイプのものがあり、それぞれの子どもに応じて、いろんな使い方ができます。
例えば、日付があるという感覚がまだしっかりとないお子さんには、「1をここに貼って」などと数字を貼ってもらうことや、「何月何日」などとカレンダーで繰り返し確認していくことで、日付というものがあるという認識を少しずつつけていきます。
また、数字に興味が出てきた子どもには、数字の読み方の確認や、めくるタイプのカレンダーの数字を順にめくり、「6の次は7」といった数の順番を確認することもできます。
ひらがなに興味が出てきた子どもには、曜日のひらがなの読み方を一緒に確認したり、曜日の意識がついてくると、カレンダーの曜日を順にめくって「月曜日の次は火曜日」といった曜日の順番も確認したりしていくこともできます。
さらに、日付や曜日の感覚が身につくと、「明日は何日?」などと質問してカレンダーをめくって確認して、『今日・明日・昨日』などの理解を深めたり、「8日をようかと読む」といった特別な読み方も教えたりしていきます。
日常生活に切り離すことのできない『日付や曜日』。
日付や曜日は目に見えないので、障害をもつ子どもにはわかりづらいですが、子どもに合ったカレンダーなどのツールを使い、普段の生活の中で少しずつ理解を深めていけるといいですね。