大人と子どもの視野の違いを体験する ~チャイルドビジョンを使った研修~
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名古屋市中川区の児童発達支援事業所、ステラ幼児教室・高畑校です。
月例職員研修で、ビジョントレーニングの研修をしました。
子どもの見え方を体験していただくために、先生方にチャイルドビジョンをはめていただきました。
チャイルドビジョンは、4歳~6歳くらいの幼児の視野を体験できるツールです。
子どもの視力は、1歳頃に0.2、3歳頃に0.6と少しずつ上がっていき、大体の子どもが大人と同じような視力になるのは5~6歳頃と言われています。
また、子どもの視野は狭く、水平方向で大人が150度に対し、子どもは90度、垂直方向で大人が120度に対し、子どもは70度と言われています。
そのように「子どもの視野は大人とは違う」ということを意識するために、チャイルドビジョンを使い、子どもの理解につなげていきます。
チャイルドビジョンを使って子どもの目線の高さで回りを見てみると、思った以上に視野が狭く、顔を横に動かさないと左右が見えなかったり、高いところにあるものが首を動かさないと見えなかったりします。
子どもがきょろきょろしているように見えるのは、顔を動かさないと見えないということがわかります。
また、「よく見なさい」と大人は言いがちですが、大人の視野に入っていても子どもの視野に入っていないことがあるので、「○○が見えるところまで見よう」などと、具体的に見る範囲を示したりすることもいいのかもしれません。
子どもに取り組んでもらう課題を実際にチャイルドビジョンを使ってやってみると、子どもにはこの範囲は見えていないなど、どのように見えているのかがわかり、指導内容を検討するのにも役立ちます。
子どもの視点に立って支援ができるように、今後もこのような研修を行い、子どもの理解を深めて指導に活かしていきたいと思います。
チャイルドビジョンは、様々な自治体等のホームページから台紙がダウンロードできるようになっています。
興味がある方はぜひ作り、子どもの視野を体験してみてください。
→チャイルドビジョン名古屋版