子どもの概念形成や言葉の理解を促す教材の使い方を学ぶ
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名古屋市港区にある児童発達支援事業所、ステラ幼児教室・港校です。
今回は2月に行った月例研修の内容をお伝えします。
2月の月例研修では、お子さんの発達に合わせ、動作模倣の促し方や、一人遊びからごっこ遊びや見立て遊びへ発展させる方法や、お子さんの概念理解や動詞、形容詞の理解を促す方法についてロールプレイングを通して学びました。
ステラの授業でよく使われている絵カードも、お子さんの概念理解やいろんな言葉の理解に役立つ教材の一つで、絵カードは物の名前を覚えるために使うことが基本と思われますが、使い方によって、名詞以外に動詞や形容詞の理解を促すことも可能です。
例えば、同じ色のもののカードを集めて「〇色、同じ」と伝えたり、絵カードを見せて「これは何色かな?」と尋ねたり、たくさんの絵カードを並べて「〇色のものをちょうだい?」と絵カードを選んで渡してもらうようにしたりすると、「色」の概念や理解、「同じ」という概念の形成にもつながります。
また、2枚の絵カードを見せて「大きいものはどっち?」と訊くと、「形容詞」の理解を、鉛筆の絵カードを見せて「これは何するもの?」と訊くと、「動詞」の理解を促すことができます。
絵カードを並べてその中から野菜を集めると、「野菜」という概念やカテゴリの理解にも結びつきますし、動物と乗り物の絵カードを分けて違う入れ物に入れてもらうと、カテゴリの分類をする力をつけることができます。
そのように一つの教材も使い方次第で、いろんな力を伸ばすことができます。
お子さんの授業内でのカードのやり取りを見ていただけると、ご家庭でのやり取りに活かすことができるかもしれません。
是非、注目してみてください。