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自閉症スペクトラム症(ASD)のお子さんへの支援の工夫や取り組み

2024.04.24
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発達障害児専門の個別支援塾、ステラ個別支援塾・千種校です。

様々なお子さんが通う当塾では、お子さんの性格や理解度にそって、一人一人に合った指導・支援を行いながら、さらに障害の特徴・特性を踏まえ、授業を工夫しています。

以前のコラムで、自閉スペクトラム症(ASD)について取り上げましたが、今回は、ASDのお子さんに対する取り組みの一部をご紹介します。

人とのコミュニケーションにあまり関心のないことが多いASDのお子さんに対しては、校舎全体でお子さんに対する接し方を工夫しています。
お子さんに、「呼びかける先生の名前を呼ぶ」こと、「体を向けて挨拶する」ことなどをしてもらい、お子さん自身が先生と「コミュニケーションを取っている」ということを意識するように促しています。
また、物の貸し借りの場面では、「借りていい?」などと「尋ねる」ことと、先生が「いいよ」などと言うまで「答えを待つ」ようにしてもらい、双方向のコミュニケーションが成立するようにしています。

また、ASDのお子さんは、双方向のコミュニケーションが難しいだけでなく、自分が興味・関心があることとないことの差が大きく見られます。
他のお子さんはいろんなものに興味を示すのに対し、自分の好きなおもちゃでずっと一人遊びをしたり、興味がある話題を一方的に話したりすることがあります。
そこで、先生は、お子さんの好きなものやキャラクターなどを教材として授業に取り入れ、興味を持って取り組むきっかけを作り、そこから他のものにも興味を広げたり、得意教科から始め、お子さんが「できる」ことを増やしたりしています。

ASDのお子さんはコミュニケーションに課題を抱えていることが多く見られますが、その課題はお子さんによって様々です。
お子さんの発達段階や、特性などを理解した上で、お子さんの性格にも合わせてアプローチしています。
会話を続けることが苦手でも、視覚的理解が得意なお子さんであれば、「今週あったこと」などを話す時間を設けて、コミュニケーション向上をはかりながら、その内容を文章にまとめるといった視覚的なアプローチを取り入れています。

以前の記事でも自閉スペクトラム症(ASD)について取り上げています

ASD(自閉症スペクトラム)

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