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ADHD(注意欠如・多動症)のお子さんへの支援の工夫や取り組み

2024.04.30
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発達障害児専門の個別支援塾、ステラ個別支援塾・刈谷校です。

様々なお子さんが通う当塾では、お子さんの性格や理解度にそって、一人一人に合った指導・支援を行い、加えて障害の特徴・特性を踏まえ、授業を工夫しています。

以前のコラムで、ADHD(注意欠如・多動症)について取り上げましたが、今回は、ADHDのお子さんへの取り組みの一部をご紹介します。

自分で衝動性をコントロールすることが難しいADHDのお子さんに対し、個室で授業を行い、環境刺激を減らしています。
周囲の目に留まるもの(刺激となるもの)を少なくすることは「集中しやすい環境」にするための工夫です。
また、普段、ADHDのお子さんは動きに対して注意をされる機会が多く、「自分はだめだ」と自尊心を傷つけられてしまうことがあります。
お子さん本人や周囲に危険や迷惑がかかることがない限り、塾では伸び伸びと過ごせるよう、注意の声かけを減らしたり、お子さん自身が前もって気をつけるように先に声かけをしておいたりし、お子さんの自信を失わないようにするなどの配慮をしています。

また、ADHDのお子さんは、じっとしていられず待つことが苦手であるため、「これがやりたい」と思うと、すぐやりたいことに向かってしまうことがあります。
そのような場合は、事前に見通しを立てることでしっかり授業に取り組むことができます。
具体的には、「今日やること」といった活動や「プリント1枚○分」などの具体的な内容を提示してから授業を始めると、見通しを持って進めることができます。
そして、集中力が切れて学習に疲れるころに、ゲーム感覚のプリントで息抜きを挟みます。
それでも途中で衝動性が抑えられないようなら、あえて「お手洗いに行く?」などの声かけをするなど、場面を切り替えることをしています。

ADHDのお子さんの成長過程において、自分をコントロールする力をつけていくことだけでなく、認められる経験や成功体験を増やし、自信をつけていくことも必要です。
苦手なことを頑張ったあとに、得意な教科のプリントを数枚のうちからお子さん自身が好きなものを選ぶ形で、ご褒美の役割と、最後に得意な教科で「できた」という自信をつけて終わることができるようにしています。
「学力向上」と「好きなことを伸ばし、自信をつける」、一挙両得の取り組みです。

以前の記事でもADHDについて取り上げています

ADHD(注意欠如多動性障害)

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