発達障害児専門の個別支援塾、ステラ個別支援塾・名駅校です。

当塾では、生徒さんの特性を踏まえて、授業を行う部屋の環境を整えています。

名駅校は各教室間の距離が近いので、隣の部屋の声が聞こえるなど、「隣の部屋の授業が気になる」ということがあります。
そのような時には、柔軟に部屋を変更しています。
「この生徒さんは明日テストだから、静かに集中できるように、九九を暗唱する生徒さんと部屋を離そう」というように、臨機応変に対応しています。
また、こだわりの強い生徒さんのために、「この部屋は絶対確保する」という場合もあれば、車好きな生徒さんが窓の外へ意識がいかないように窓側の部屋を避ける、という配慮もしています。

その他に、生徒さんに合わせて、視覚的な工夫をすることもあります。
各部屋に備え付けの時計が読めず、見通しが立てられずに集中が続かない生徒さんには、時間・分・秒が細かく区切られた、読みやすい時計に交換します。
「これなら読める！」という声が多く、多くの生徒さんの集中を助けてくれています。

興味が移りやすい生徒さんには、教室の中にあるものを移動させ、視覚的な刺激を減らします。
教室の中を授業に使うものだけにすると効果的で、落ち着いて授業に取り組めるようになりました。

また、見通しが持てないと不安になる生徒さんには、今日の時間割を作り、紙に書いて貼り出す方法も使われます。
「①今週あった話題　○分」
「②漢字の練習　○分」
「③算数の文章問題　○分」
というように、事前に何をやるか、どれくらい時間がかかるかがわかることで、見通しが持て、集中して取り組みやすくなります。

部屋の環境が変わるだけでも、取り組む姿勢が変わってきます。
これからも、生徒さんたちが望ましい環境で学べるように、様々な工夫をしていこうと思います。