コミュニケーションには待つ時間が大切
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発達障害児専門の個別支援塾、ステラ個別支援塾・藤が丘校です。
来た時・帰る時の挨拶、忘れ物をした時、ポイントカードとお菓子の交換など、先生と生徒さんのやり取りの場面はたくさんあります。
でも、中には、挨拶や声かけが恥ずかしかったり、どのように言っていいのかわからなかったりして、消極的になりがちな生徒さんもいます。
藤が丘校では、「しっかり受け答えをしよう」と、校舎全体で促しています。
教室長や先生達の挨拶に、返事ができない生徒さん。
馴染みのない大人から挨拶されると、自分に言われたのかわからない場合や、どうしたらいいのかためらう場合もあるでしょう。
そんな時、担当の先生から「『こんにちは』って言えた?」と声かけします。
促されると、しっかり挨拶してくれる生徒さんばかりです。
忘れ物をした時、ポイントカードとお菓子を交換したい時、自ら教室長に声かけできる生徒さんは、そう多くありません。
担当の先生は、「鉛筆を借りたい時、なんて言う?」「お菓子を選んだら、なんて声かけよう?」と事前に一緒に考えて、教室長の元へ送り出します。
この取り組みに必要なのは、「待つ時間」です。
生徒さん自身で、「どうしたらいいかな」と考える時間。
生徒さんの考えを、最後までしっかり聞く時間。
先生達も教室長も、生徒さんの声を「待つ」心構えを持っています。
教室長は、この取り組みの効果を実感しています。
促されても、黙り込んでしまう生徒さんも多かった数年前。
それが今では、自ら挨拶してくれたり、「忘れ物しました」と声かけをしてくれたりする生徒さんが増えました。
挨拶や声かけは、社会的に不可欠なコミュニケーション。
先生達の働きかけが校舎の雰囲気を作り、生徒さんのこれからを育てています。