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課題を通して「聞き取る力」をつける方法

2024.12.04
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発達障害児専門の個別支援塾、ステラ個別支援塾・藤が丘校です。

「学校で、先生の指示を聞き取るのが苦手みたいで…」
「担当の生徒さん、話をしっかり聞くのが難しそう…」

保護者の方や先生達から聞かれる、こんなお声。
話を聞いてくれない、指示が通りづらい、というのは、単純にやる気の問題ではありません。
「聞き取る力」が養われていないのです。

普段、指示理解ができていると思っていても、実は視覚的な手かがりをもとにしていることがよくあります。
例えば、指示内容を聞いていなかったり、指示を理解できていなかったりしても、周りの動きを見てなんとなく理解していることはありませんか?
聞き取りには、注意深く聞く力、聞いて理解する力が必要です。
注意深く聞くには、周りに気がそれないように集中しないといけません。
また、聞いて理解するためには、語彙の理解だけでなく、聞いたことを記憶にとどめておくことも必要なので、ワーキングメモリーが低いと聞き取りが苦手かもしれません。
その上、イメージする力や想像力も使うので、一言に「聞き取る力」と言っても多くの力をつけていくことが必要なのです。

そんな「聞き取る力」をつけるために行うのが、「聞き取り課題」です。

最近の藤が丘校では、上記のようなお声から、積極的に「聞き取り課題」に取り組むようになりました。
役立つ教材も多く出版されていて、当塾でも活用しています。
基本的な方法は、先生が読み上げた文章についての問題を生徒さんへ出題し、口頭で、または筆記で答えてもらう、というものです。
取り組むのは大体5分〜10分程度。
短い時間だと、注意を持続しにくい生徒さんも集中して取り組みやすくなります。
授業始めの勉強へ向かう足掛かりに、授業半ばの息抜きや気分転換に。
生徒さん達は、なぞなぞやクイズにチャレンジするような感覚で、楽しく取り組んでいる様子です。

藤が丘校教室長は、そんな生徒さん達の変化を感じています。

「なかなかこちらの話を聞いてくれなかったのが、近頃少し会話してくれるようになった」
「話したことを忘れてしまいがちだったけど、記憶に留められるようになってきた」
「先生が保護者の方へ『最近、しっかりと話を聞けるようになりましたね』と話しているのを聞いた」

聞き取りの練習を重ねることで、他者理解が深まったり、耳からの語彙力が高まったりといったことも期待できます。
これからも、楽しく取り組んでもらいながら、生徒さん達の成長につなげていきたいと考えています。

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