九九の文章題の理解を進める工夫 ~一宮校の取り組み
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発達障害児専門の個別支援塾、ステラ個別支援塾・一宮校です。
小学2年生で学習する「かけ算」。
九九がなかなか覚えられない、苦手な段を言い間違える、概念が理解できない…と、鬼門となる生徒さんも多いです。
これに加え、文章題の立式となると、さらなる難題です。
今回は、そんなお悩みを乗り越えようと工夫する、一宮校の取り組みをご紹介します。
きっかけは、先生からのご相談。
九九につまずく生徒さんへのアプローチとして、「言葉ではなく、イメージで九九を理解できるようにしたい」というのが始まりでした。
例えば、次のような文章題。
かけ算の概念理解に、「視覚的な認識」と「作業(体験)」が有効ではと、アイデアを出し合った先生と一宮校教室長。
考えたのは、ビー玉を紙で包んだ飴玉を皿にのせる作業を行い、文章題をイメージ化させることでした。
かけ算の文章題の立式で難しいのは、「かける数とかけられる数が、どこにあたるのか」です。
そこで、専門の問題シートを作成し、空欄に数字を入れられるようにしました。
例えば、「4×2=8」の場合。
①皿に4個の飴玉をのせる
②それを2皿分作る
③問題シートの空欄部分に数字を入れる
④立式してもらう
という流れです。
かけ算が苦手な生徒さんと取り組んでみた先生は、手応えをこう話します。
「作業の方が集中しやすい様子」
「どんな文章題でも、飴玉に替えることでイメージがしやすく、立式しやすそう」
まだまだ実践中のこの取り組み。
これからもさらに工夫を重ね、生徒さんの理解につなげていきたいと考えています。