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ビジョントレーニングで、子どもの空間認知能力を高める

2025.03.01
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発達障害児専門の個別指導塾、ステラ個別支援塾・一宮校です。

「文章を読み飛ばす」
「図形の問題が苦手」
こんなお悩みのあるお子さんの共通点は、「WISC-Ⅴの視空間指標」が低めなことです。

WISCは、3種類ある「ウェクスラー式知能検査」のうち、児童用の検査です。
お子さんの得意不得意を把握し、関わり方や能力の伸ばし方を知ることが、検査の目的です。
最新版のWISC-Ⅴの項目「視空間指標」では、視覚的・空間的な処理能力を評価します。
数学や理科、技術の能力に関連し、得点が高いと図形の空間的な把握や地図の読み取りが得意になり、低い場合は整理整頓の苦手さや計算ミスが起こりやすくなります。

視空間指標を養うには、見る力を高める「ビジョントレーニング」が有効です。
ものを見る力は、生まれつき備わっているものではなく、生まれてから様々な経験を通して学習し、必要な機能を身につけていきます。
しかし、何らかの理由で必要な機能の発達が遅れたり、偏ったりすることもあり、特に発達障害のお子さんは「見えづらさ」を抱えていることが多くあります。
ビジョントレーニングでは、発達障害のお子さんにもよく見られる苦手さ、例えば、板書やキャッチボールなどの苦手さや、文章の読み飛ばしなどの改善が期待できます。

今回は、一宮校でのビジョントレーニングをご紹介します。

小さいお子さんが取り組みやすいのは、積木と点つなぎです。
例題のイラスト通りに形を作る積木は、どの場所にどの積木があるか捉える力つまり、空間認識の力を鍛えます。また、並び方からパターンを見つけるなど、視覚情報を分析する力も必要になります。
数字を順につなぐ点つなぎは、数を探して目を動かして点の位置を把握し、点同士をつなぐ線の長さを考える、空間認知能力が鍛えられます。また、目と手の協調動作も必要とします。

一宮校教室長のおすすめは、漢字かるた。
読み上げられた文章に出てくる漢字を探します。
たくさんのかるたの中から読まれた字を見つけ出すことがビジョントレーニングになるのはもちろん、聞く力、記憶力も総合的に養えます。

ビジョントレーニングの利点はもう一つ。
やる気が起きない学習の前に、集中が切れてしまった時に、遊び感覚のビジョントレーニングを取り入れるのは、お子さんの良い息抜きになります。
お子さんの見る力を養いながら、学習そのものの取り組み方への良い手助けにもなっています。

生活の様々な場面や多くの学習に結びつく「見る力」。
ご家庭でも、楽しくビジョントレーニングをしてみてはいかがでしょうか?

参考:こども発達相談支援室、一般社団法人 日本ビジョントレーニング普及協会、LITALICOキャリア、オレンジスクール、LITALICO発達ナビ、なまけママの知育、

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