発達障害児の個別指導塾、ステラ個別支援塾・星ヶ丘校です。

よく耳にするけれど、あまり知らない「障害者手帳」。
「療育手帳（愛護手帳）」「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の総称で、取得すると様々なサポートを受けられます。

星ヶ丘校でも、手帳の質問は多いです。
「手帳を持っていないといけないの？」
「手帳って何に使えるの？」
ほしい情報が必要な人に届いていないと感じた、星ヶ丘校教室長。

そこで、今後数回に渡り、手帳の特徴やどんなサービスを受けられるかをご紹介。
手帳の取得を考えている方も、ちょっと知っておこうかなと思う方も、お子さんの自立の助けとなるかもしれない一つの選択肢として、参考にしていただけたらと思います。

今回取り上げるのは、「療育手帳（愛護手帳）」。
療育手帳については、当塾でも、高等特別支援学校の進学を目指すのに必要なことから、もっとも話題に上ります。

療育手帳は、児童相談所か知的障害者更生相談所で、知的障害があると判定された人に交付されます。
判定基準は、発達検査などにより、重度（Ａ）とそれ以外のもの（Ｂ）に分けられ、自治体によって細かく分けられている場合や、判定基準が若干異なる場合もあります。
また、療育手帳には更新が必要なので、更新期限が切れる前に再判定を受ける必要があります。

療育手帳を持っているメリットは、福祉サービスを受けられることや、就労支援や職業訓練などのサービスを受けやすいこと、税金の控除や公共交通機関の割引、公共料金の割引などがあります。

各県や市が独自に交付するため、様々な名称で呼ばれるこの手帳。
愛知県の名古屋市以外の市では「療育手帳」。
名古屋市では「愛護手帳」。
他県では「愛の手帳」「みどりの手帳」などと呼ばれますが、どれも同じものです。

地域的に、転居されるご家庭の多い星ヶ丘校。
他県の手帳は、引っ越し先で使えないかと言うと、そうではありません。
住所変更の手続きをすれば、引っ越し先でも同じ手帳を利用できるのです。

他2つの手帳について、また便利でお得な使い方など、引き続きご紹介していきます。
どうぞご期待ください！

参考：厚生労働省

療育手帳の関連記事

名古屋市の療育手帳のメリット・デメリット