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教科書展示会に行ってきました

2018.06.25
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こんにちは。名古屋市・豊田市の発達障害専門の個別指導塾のステラ個別支援塾です。

先日行った名古屋市教育委員会の教科書展示会についてまとめてみました。

教科書展示会は、名古屋市民が教科書に対する理解や関心を深めることを目的として、名古屋市教育委員会主催で開催されている展示会で、昭和23年の検定教科書制度の実施に伴い、教科書の適正な採択に資するため、教科書発行法により設けられた制度です

名古屋市昭和区にある鶴舞中央図書館では、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教科書を、西図書館、中川図書館、南図書館、天白図書館では、小学校・中学校・特別支援学校の教科書を、港図書館では、小学校・中学校の教科書を展示しているとのことです。詳しくは下記のリンクをご参照ください。
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_sonota/entries/20180608_01.html

今回は鶴舞図書館に行ってきました。机と椅子もあり、ゆっくり教科書を見れるスペースとなっています。特に特別支援学校で使っている教科書を見てきたのですが、拡大教科書のサンプル、マルチメディアデイジー教科書などもあり、普段見れない教科書をじっくり見ることができたのが良かったです。

その中で、特別支援学校で使われてる、通称「星本」について、簡単にご紹介します。

星本は、学年別ではなく、星の数で内容が変わります。国語の教科書は「こくご☆」~「国語☆☆☆☆」まであり、☆~☆☆☆が小学部、☆☆☆☆が中学部で使用されると思われます。

「こくご☆」の教科書はほとんど文字がありません。ですが、星の数が増えるについて、ひらがなやカタカナの練習、物語文・説明文が徐々に増えていきます。

こくご☆☆☆くらいまでの内容で、ひらがなやカタカナを習得し、言葉に触れ、短い話を読んでいこうという内容になり、小学校低学年くらいの内容の印象です。

中学部の国語☆☆☆☆になると、漢字を使った文章が出てきます。たくさんの物語文、説明文が載っていて、一気に文章量が増えます。また、あいさつや敬語など、社会で必要なコミュニケーションについても学びます。小学校中学年くらいの内容のような印象を受けました。

算数も国語と同様に、☆~☆☆☆☆までの教科書があります。
さんすう☆~☆☆☆の内容は、同じもののマッチングや形合わせなどから入り、数数えや数字に触れていくという内容になっていました。計算はあまりなく、生活の中から物の数、量、形などを知っていこうということを目的としているように感じました。内容的には小学校1年生くらいの印象です。

中学部の算数☆☆☆☆になると計算、文章問題、図形、グラフの読み取りなどの学習が入ってきます。また、カレンダーや時計、単位量など生活の中で必要な知識についても重点が置かれているようでした。小学校2年生~中学年程度の内容の印象を受けました。

最後に、音楽の教科書もありました。
音楽の教科書が内容的には一番難しいんじゃないかなと思いました。歌詞が載っているので、☆から言葉に触れていくことになります。ただ、歌詞の内容にそってイラストが変わっていくので、イメージはとてもしやすいのではないかと思います。歌のなかで、リズムに乗って言葉に触れ、イラストや体の動きから言葉のイメージを膨らませることで、楽しく自然に言葉を学んでいくことができるのではないかと思いました。

中学部の音楽☆☆☆☆になると、クラッシックや歌謡曲、楽器についての内容も盛り込まれ、小中学校の内容とあまり変わらないような印象を受けました。

教科書はいつの時代も子どもたちにとって学びの基本となります。良い教科書はそれだけで素晴らしい教材となるので、これからもどんどん改良されていくことを願います。

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