千田伸子先生の『イライラしない・させない コミュニケーション術』講演会を開催しました
- 個別支援塾
- 幼児教室(児童発達支援)
2月16日にナディアパークで、ステラ幼児教室・個別支援塾主催の講演会を開催しました。
テーマは
『イライラしない・させない コミュニケーション術』です。
講師はセカンドステップ指導員・こころの発達アテンダント認定講師・日本家庭教育学会認定家庭教育師の千田伸子先生に来ていただきました。
千田先生はコミュニケーションアドバイザーとして、社会人研修、教員研修の講師をされており、愛知県東海市の小中学校の特別支援教室で、ソーシャルスキルとコミュニケーションを教える授業の実施もされています。また『イライラ虫と・ま・れ』の絵本の作者でもあります。
今回の講演会はステラに通われている保護者の方に多くご参加いただきました。
「お子さんに対して、怒りがこみあげてくるのはどんな時ですか?」と千田先生は、参加者に投げかけました。そして、千田先生は続けます。
生活をしていると目の前の良くない行動だけに意識が向いてしまいがちですが、問題行動にはその子なりの理由があります。例えば、こどもたちは、自分の気持ちをうまく言葉にできないとイライラしてキレやすくなります。
その怒りの感情の中には、不安・心配、嫉妬、焦り、自信のなさ等いろいろな思いが隠れていて、その気持ちをどう表したら良いのかわからないから怒りで蓋をしています。そんな時は、子どもの行動をよく観察し、子どもの心の叫びに耳を傾けてみてください。
そして「そんな時は不安になるよね」「そんな時は焦っちゃうよね」と言葉にして伝えてあげてください。自分の気持ちを言葉で理解することが、イライラをおさめる、そして人の気持ちを理解する第一歩につながります。
その後、イライラした気持ちをイライラ虫と名付けて外在化する方法やそのイライラ虫をおさめる方法、問題が起こった時に感情任せずに子ども自身がどう問題を解決していくかのステップ(セカンドステップの手法)についてお話いただきました。
子どもの能力を伸ばそうと思うあまり叱ってしまいがちになりますが、それでは問題行動は改善されません。人はだれでも「自分を認めてもらった」と実感すると自信を持つことができます。そして、その経験は失敗を恐れずチャレンジする「やる気」につながります。
子どもを認めることに意識を向けてみてください。
千田先生には時間いっぱいたくさんのお話しをしていただきました。今回参加していただいた保護者の方からも「もっとくわしく聞きたい」という感想をいただきました。これからもステラでは子どもたちの成長につながる情報を積極的に発信していきたいと思います。