春休みですが、、、読書感想文の課題図書紹介「スタンリーとちいさな火星人」
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本日3月25日、新型コロナウィルスの影響で長期のお休みを強いられた令和2年度が終わりに近づいています。名古屋市内の小中学校では終業式も終わり、子どもたちは春休みに入りました。
春休みに入ったばかりにもかかわらず、藤が丘校では、なぜか読書感想文の話がボツボツと出てきています。春休みには、読書感想文の宿題は出ないです。読書感想文は、夏休みに出る定番の宿題。夏休みは、まだまだ先なのに。。。
どうやら、夏休みの宿題の中で一番苦労するのが読書感想文なのだそうです。だから、今のうちから対策をしておきたいと考えている様子。人ごとのように書いていますが、かく言う私も、読書感想文は不得意な宿題の一つでした(^_^)。そのため、子どもたちの気持ちは分かります。ただ、そのイヤな宿題から逃げるという選択ではなく、早めに取り組もうという姿勢は、本当に素晴らしいと感じます。
読書感想文では、課題図書という本も提示されます。今年の夏休みの読書感想文はどんな本になるのかは、まだ分かりません。でも、以前の課題図書で大変面白いと思った本があるので、その本を紹介します。
2019年の課題図書(低学年の部)になった「スタンリーとちいさな火星人」(サイモン・ジェームズ作)です。
あらすじは、こんな感じです(amazonより引用)。
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かあさんが仕事で出張にでかけた日、スタンリーは火星へと飛び立ちました。
すると、入れかわりにやってきたのは、スタンリーによく似た小さな火星人。
にいさんのウィルに「弟のスタンリーにそっくりなんだけどな」といわれても、
「ボクはスタンリーじゃない。カセイジンだ」といいはります。
地球の調査のためにやってきたというこの火星人、
いつもヘルメットをかぶっていて、手は洗わないし、お風呂にも入りません。
そのうえ、学校では親友のジョシュをつきとばして、泣かせてしまいます。
そんな一日が終わり、かあさんが帰ってくると、火星人は……?
母親がいない日を、空想の力でなんとかやり過ごそうとする男の子と、
それをやさしく見守る家族の姿が、あたたかく描かれている絵本です。
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スタンリーは、お母さんがいない寂しさをどのように乗り越えるのかを自分で考え、それを実行していきます。寂しさを乗り越える方法が、火星人になることだなんて、なんとも素敵なファンタジー。そして、このアイデアをしっかり支える周囲の態度も素敵です。人の温かさにも触れられる本です。
お話しの中で状況を汲み取ることは難しいなと感じる場面が少しありますが、低学年だけではなく少し上の学年の子にも読んで欲しいです。