平均台遊びでボディイメージを掴む
- 校舎のようす
- 幼児教室(児童発達支援)
- 上飯田校
東京オリンピックが行われています。オリンピック前半が終わって、金メダルラッシュが続いています。スポーツ観戦好きな私は、テレビに釘付けで寝不足な日々が続いています。
この教材は、平均台です。オリンピック競技では、平均台の上で後転とびや宙返りなどを演舞します(なんと平均台の幅はハガキ短辺くらいの幅(8cm)くらいしかないそうで、高度な平衡感覚と身体能力が要求されています)。もちろん、教室ではこのような高度な技はできませんが、この平均台の上を歩いたり、止まったり、片足立ちしてみたりすることで、平衡感覚や身体能力の向上につなげています。
ところで、私たちは、歩きながら考え事をしたり、人混みで前から歩いてくる人を避けて通ったりと、複数のことを同時に行うことができますよね?なぜこのようなことができるかというと、ボディイメージ(自分の体がどんな動きをできるのかや自分の体がどのくらいの大きさなのか)を無意識的に掴んでいるからなのです。
このボディイメージを掴めるようになることは、幼児期の子どもたちにとって非常に大切なことです。自分のボディイメージが掴めてくると、空間認知能力の向上にも繋がります。日常生活での「スプーンなどがうまく扱えない」「食べこぼしが多い」などの手先の不器用さも、ボディイメージが向上することで改善することが知られています。
平均台の上で重力に対してまっすぐに立って体を動かすことは、このボディイメージを掴むことに繋がっています。教室では、平均台のくねくね度合いを増やして、楽しみながら平均台遊びに取り組んでいます。また、色の並びを先生と相談して決めたり、お子さんが先生と手を繋ぐことを求めたり、先生と協力する姿を見ることもできます。