ごっこ遊びでソーシャルスキルトレーニング
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保護者様から先日、ある相談を頂きました。
「怪我をしたときにいつ、どこで、何をしていた時に、という質問に答えられず怪我をしたことしかわからなかった、自分で言えるようになるにはどうしたら良いでしょうか?」
小学生になると行動範囲が広くなり、周りの大人が見ていない場面も増えるので、自分自身で状況を伝えなければならないという機会も増えます。ケガをして、その状況をうまく伝えられないと保護者様も「危険な目に遭ったのではないか?」など心配なことがいっそう増えてしまします。
この悩みを解決すべく、「ごっこ遊び」を取り入れることになりました。この生徒さんはちょうど買い物のお釣りについてお買い物ごっこで理解できたところでした。新しいごっこ遊びの導入にも良いタイミングでした。
はじめから「さあ、やってみよう」だと、イメージが沸きにくいため、お医者さんごっこのようなシナリオを作って進めることにしました。シナリオの流れに沿って、空欄になっている吹き出しに自分の言葉をいれるような感じで構成しました。
早速授業でやってみると、とても楽しそうにごっこ遊びに取り組んでくれました。まず、担当の先生が患者さんを演じて具合が悪そうに振る舞い、その後、それをマネして患者さんに演じてもらいました。続いて、怪我のバージョン、保健室のバージョンなど場面設定を増やしていき、怪我した時の状況がうまく説明できるようになったらよいなぁと思っています。
その子に合った方法で一つずつできることを増やし、困り感を減らしていく支援ができるのは本当に楽しいです。また、本ブログで続報を伝えていきたいと思っています。