小川真紀先生の『発達障害を持つ子どもたちの将来に向けて』講演会を開催しました
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2月13日ステラ幼児教室・個別支援塾主催の講演会を開催しました。
今回のテーマは『発達障害を持つ子どもたちの将来に向けて』です。
年に一度開催しているステラ主催の講演会ですが、昨年度は新型コロナウィルスの感染拡大もあり、残念ながら開催中止となっていました。
今年度も感染者の増加が見られたため、会場での開催は叶いませんでしたが、オンラインで開催させていただき、会場参加の定員を越え、約90名の方にご参加いただきました。
今回の講演は、名古屋市発達障害者支援センター りんくす名古屋の小川真紀先生にお話しいただきました。
りんくす名古屋は、発達障害者支援法に基づき、発達障害児・障害者への支援を総合的に行うことを目的として設置された機関です。
りんくす名古屋TOPページ
年々発達障害への理解は広がり、お子さんたちを取り巻く環境も日々変化しています。
将来のお子さんの姿を想像しながら、現在どのような進路選択や就労方法、就職先があるのかをわかりやすく説明していただきました。
どのお子さんもいずれは学校を卒業し、就職、自立していきます。
『自立』と聞くと、大人になるまでに分かること、できることをたくさん増やさなきゃ!と思いがちですが、自立とは、なんでも一人でできるようになることではありません。
自分でできることは自分で、できないことは支援をしてもらい、できない時に支援を求めることができることも『自立』です。
とはいえ、すべてを他者に支援してもらわないとできない、では困ってしまうため、大人になるまでに身に着けておきたい力を9つに分けてご説明いただきました。
勉強ができる事も大切な事ですが、その前に基本的な生活習慣、健康管理、意思を伝えられることなどが生活をしていく上でより大切な力となってきます。
生活習慣や健康管理は一朝一夕で身につくものではありません。幼児期、学童期の内から少しずつ自分でやってみる、自分で考えて行動する練習を重ねていく必要があります。
時間がかかるから、誰かにやってもらった方が早いから、と後回しにしてしまうこともありますが、将来に向けて今この時からできる事を考えながら日々過ごしていくことが大切ですね。
今回は初めてのZOOMでの講演会でしたが、未就学~中学生まで幅広い年齢層のお子さんを持つ保護者の方々に参加いただけました。今後もステラ幼児教室・個別支援塾では子どもたちの成長につながる情報を積極的に発信していきたいと思います