文字をうまく書けない!ひらがなの読み書きってどうやって教えたらいいの?②
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前回は練習をしてもなかなかひらがなを読めるようにならない!書けるようにならない!というお子さんにひらがなの読みを進めていくためのポイントをご紹介しました。
今回はひらがなの書きについてご紹介したいと思います。
ひらがなの書きを進めていくポイント
ひらがなの読みと書きを一緒に進めたり、ひらがなを教えるのに書きから教えたりする方もいるかと思いますが、まずはひらがなを書く前に、前回ご紹介した読む力をある程度つけておくことをおすすめします。
それはひらがなの形が書けるようになっても、読めなければ意味のある文字として活用していくことが難しいからです。
書いた文字に意味をもたせるためには、文字に興味を持ち、読めるようになることが大切です。
ただし、書くことが好きなお子さんは、形だけ先に覚え書くことができたり、保護者の方と書きながらの方が楽しく覚えられたりすることもあるため、その場合は書いたものに文字の意味、単語の意味を教えていってあげると良いでしょう。
では書きを進めていくためのポイントをいくつか紹介します。
手先の発達を促そう
まず鉛筆やペンを持てなければ書くことはできません。
小さいお子さんは手指が未発達なため、鉛筆を正しく3指で持つ力が育っていないこともあります。
その場合は書く力を育てるために公園でたくさん体を動かし全身の使い方を覚えたり、洗濯ばさみやペグ差し、ブロック遊びなどを使用して手先を使う練習をしたりすると良いでしょう。
書くこと自体に苦手意識のあるお子さんには、まずは鉛筆の持ち方などを気にせず、絵を描くことに親しむことから始めましょう。
ものを見比べる練習をしよう
ひらがなを書くためには、見比べる力、見たものを再現する力も必要です。
ひらがなの読みでもお伝えした「視空間認知」の遊びも広げながら、真似して書いてみる、グリッドの点つなぎ等に取り組んでみると良いでしょう。
真似して書けたり、自分で書こうとしたりするようになってきたら、最初はひらがなの形がいびつでも批評はせずに、褒めてあげるとまたやろうという気持ちを引き出すことができるでしょう。
真似して書くのが難しい、興味はあるのに文字の習得に時間がかかるという場合は、見る力が弱い可能性もありますので、その場合はこちらの記事も参考にしてみてください
まとめ
文字の読み書きができるようになることで、気持ちを他者に伝えたり、新たな知識や情報を取り入れることができるようになります。
幼いうちから無理して教える必要はありませんが、子どもの興味、関心を大切にひらがなへの親しみを深めてみてください。