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発達障害のお子さんの進学(通級・支援級の特徴)

2021.06.30
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以前コラムにて、『発達障害・発達に遅れのある子どもたちの学校選びや就職』についてご紹介させていただきました。

発達障害・発達に遅れのある子どもたちの学校選びや就職

小学校の通常級で過ごす中、学年が上がるにつれてみんなと一緒に授業を受けるのが難しくなり、中学校に進む時に、支援級か通常級で迷われる方も多いかもしれません。
ステラ個別支援塾でも「中学校の支援級に進んだ場合進路はどうなるの?」と親御さんからよく質問をいただきます。

そこで今回は愛知県の「通級指導制度」「支援級の特徴」「支援級に通った場合の進路選択」についてご紹介します。(学校によって多少の違いがあります)
 
 

通級指導制度

通常級に通いながら、学習や学校生活を送る上での困りごとを改善、または克服できるように週に数単位時間程度、個別で授業を受けられる制度です。
通常級に席を置くため、大半の授業は通常級で行われます。
在籍校に通級指導制度がない場合は、近隣の学校の通級指導教室に通うことができますが、他校での通級指導制度利用の際には、保護者の送迎が必要となります。

支援級の特徴

公立中学校の支援級は少人数(一クラス最大8名)でお子さんの理解度に合わせて学習を進めてくれます。
支援級に在籍していても、希望すれば通常級で一緒に授業を受けることができる、交流級という制度があります。
ただし交流級は、公立小学校では多く実施されていますが、公立中学校ではあまり採用されていないのが現状です。
支援級と通常級では通知表の形式が異なるため、中学校で支援級に通った場合、全日制で3年間通う普通高校の受験が難しくなります。(一部例外もあります)
現在は普通高校以外の選択肢も多くあるため、お子さんの進みたい道にあわせて進路を選ぶことができます。

支援級に通った場合の進路選択

支援級に通った場合の進路として、
特別支援学校、高等特別支援学校、単位制高校、専修学校、定時制高校などがあります。
愛知県は他府県と比べてかなり選択肢が多く、特に専修学校ですが、愛知県内に26校あり(2020年度時点)、高校卒業資格を得ることができます。
専修学校では様々な分野が学べるので、お子さんの興味に合わせて学校を選ぶ事ができます。
 

支援級や通級は、学習面や情緒面、身体面などで配慮が必要なお子さんにとっての一つの選択肢です。
学校によってできる支援や方針も様々です。地域の公立学校に進む場合、学校・教室を実際に見学して、イメージを膨らませておくといいでしょう。
お子さんにとってどんな配慮や工夫があると良いのか、どんな環境が学びやすいのかお子さんと話し合いながら進路を選択していってください。

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