愛着行動を増やせば問題行動が減ることもある
2016.01.09
- 発達障害の療法
- 支援方法・家庭での過ごし方
ボウルビィの愛着理論は子育てをしていく上で大変役に立ちます。
●愛着理論●
<第1段階(生後3ヶ月間)>
自分と他者(母親)との文化が不十分である。愛着はまだ形成されず、誰に対しても同じように泣いたり微笑したりする。
<第2段階(生後6ヶ月頃まで)>
母親に対して、特によく微笑して、より多く凝視する。
<第3段階(2,3歳頃まで)>
母親を安全基地として、母親から一定の範囲内では、安心して行動したり探索したりする。母親からの距離は次第に遠くなる。
<第4段階(3歳以上)>
身体的接触を必要しなくなり、母親の感情や動悸を洞察し、協調性が形成されてゆく。
3歳までは、親にハグされたり、ほほえんでもらったり、話しかけられたりという経験がたくさん必要です。この愛着行動がないが故に、問題行動をしてしまっている子もいます。そんな子は、愛着行動を増やすことで、問題行動が減っていくこともよくあります。
子どもは無条件にたくさんハグしたりして愛情を表現してあげてください。