平成29年度、愛知県公立高校入試が変わります
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・平成29年度から愛知県公立高校入試の制度が変更(対象は現在の中学1年生から)
・学力検査の配点が20点から22点、時間も5分延長
・三河1群・2群が統合
・推薦入試が一般入試と同日程へ
平成29年度の愛知県公立高校入試制度が変更になります。
つまり、2014年に中学1年生となったお子さんが受験生になる年から変更になりますので、その学年より下のお子さんがいる方は特に注意して目を通してみてください。
主な変更点は3つです。
学力検査の内容の変更
現在の試験は国語、数学、理科、社会、英語の5科目、各20問(20点満点)の計100点となっています。
また試験時間は英語以外は40分、英語は聞き取り検査10分、筆記検査35分の計45分で行われています。
これが平成29年度より各教科問題数が2問増え、22点満点の5教科計110点となります。
問題数が増えたことにより、試験時間も各教科5分延長されます。(英語は聞き取り検査は10分だが、筆記検査が40分になる)
学習指導要領が新しくなり、これまで以上に思考力、判断力、表現力等をこれまで以上に重視しよう、という意図があるようです。
群、及びグループ分けの変更
現在、愛知県の高校は尾張1群・2群、三河1群・2群と4つの群に分けられています。
そして現在お住まいの地域により受けることができる群が決められています。
(例えば、名古屋市にお住まいの方であれば、尾張1群、及び尾張2群に属している高校しか受験することができません。)
また、その群の中にもAグループ、Bグループに分けられており各1校ずつ受験することが可能なのです。
(例えば名古屋市にお住まいの方であれば、尾張1群Aグループの中から1校、Bグループの中から1校受験するパターン、もしくは尾張2群Aグループの中から1校、Bグループの中から1校受験するパターンがあります。)
今回この三河1群と2群が「三河群」としてひとつに統一されます。
このため三河地域にお住まいの方はかなり選択肢が増えるのではないのでしょうか。
推薦入試が一般入試と同日程へ
現在、公立高校入試の日程としては、推薦入試が2月の半ばにあり、その数日後には合否が分かります。
一方、一般入試は3月の半ばごろにあり、推薦入試と一般入試に約1カ月の間があります。
また、一般入試は1日目が学力検査、2日目に面接というスケジュールで行われています。
平成29年度より、推薦入試を一般入試と同日に行います。
つまり、推薦希望の受験生も3月の半ばに一般入試の学力検査を行い、2日目に一般入試面接の代わりに推薦入試の面接を行います。
一般入試の面接が3~5分程度であるのに対し、従来通り推薦入試の面接は10分程度行われます。
この変更は推薦合格した生徒が授業をさぼるのを防いだり、しばらく勉強していなかったせいで高校入学してすぐに学力的についていけなくなることを防ぐためだと考えられます。
詳しくは以下の公式情報を参考にしてください。
・平成29年度以降の新しい入学者選抜制度について:
https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/15790.pdf
・第3回入学者選抜方法協議会議の結果:
http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/40630.pdf
[参考]
・愛知県ホームページ(http://www.pref.aichi.jp/)