知的障害相談、過去10年で最多
2014.08.23
- 知的障害
- その他障害・疾患
先日、神戸新聞NEXTさんより、
「知的障害の相談、過去10年で最多 県こども家庭センター」
という記事が出ていたので紹介します。
兵庫県の相談センターで受けた相談件数をまとめたところ、総数は1万2006件でした。
このうち発達障害を含める「知的障害相談」が過去10年で最多の6954件となり、全体の6割近くを占めました。
兵庫県内の知的障害相談件数の推移
(神戸新聞NEXT より引用)
「知的障害相談」のうち、療育手帳(※1)の交付は2,838件であり、発達障害児への療育手帳の交付が567件で、平成24年度(477件)より増加しました。
この理由としては、発達障害のある児童の保護者が、障害福祉サービスの利用や、周囲への理解を期待して療育手帳を申請するケースが増えていると考えています。
※1 療養手帳・・・知的障害児・者に対して、一貫した指導・相談等が行われ、各種の援助措置を受けやすくするための手帳)
また、愛知県の平成25年度児童・障害者相談センター相談実績ついて以下に述べます。
愛知県の相談件数の総数は,1万3799件でした。
このうち知的障害相談は3678件となりました。
愛知県内の相談受付件数の推移
(愛知県ホームページより引用)
グラフを見てもわかるように知的障害の相談件数は年々増加傾向にあると言えます。
相談内容としては、療育手帳の相談や判定等を行う「療育手帳相談」が3,180 件で全体の86.5%を占めています。
以下、家庭における生活全般に関する相談の「生活相談」341 件(9.3%)、職業適性検査や相談に関する「職業相談」52 件(1.4%)の順となっています。
2013年知的障害相談内訳
(愛知県ホームページより引用)