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ESD世界ユネスコ会議

2014.12.01
  • 愛知県

先日まで世間やメディアを賑わせていた「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」をご存知でしょうか。
皇太子ご夫妻がご出席されたことでも話題となりましたね。

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(出典:「全国知事会」(http://www.nga.gr.jp/pref_info/tembo/2013/09/post_2384.html))

さて、持続可能な開発のための教育(ESD)とは、また持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議とは何かを紹介しようと思います。

ESD(持続可能な開発なための教育)について

ESDとはEducational for Sustainable Developmentの頭文字を取ったもので、持続可能な開発なための教育と日本語訳されています。

ESDとは環境、貧困、人権、平和、開発などの現代社会の様々な問題を自分自身の問題として捉え、身近なところから取り組むことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと。
そして、その活動により持続可能な社会を作ることを目指す学習や活動のことです。
(持続可能な社会とは健全で恵み豊かな環境が地球規模から身近な地域までにわたって保全されるとともに、それらを通じて国民一人一人が幸せを実感できる生活を享受でき、将来世代にも継承することができる社会と環境省が定義しています。)

具体的なESD活動をひとつ紹介します。
環境保全に向けた行動を実践していくためには、動植物への理解を深めることが必要です。そのため名古屋市の東山動物園で開催された「春の親子どうぶつ講座」という企画もESD活動に当てはまります。
これは小中学生を対象に飼育員のお話を聞き、実習を行いながら、動物を通じて生物多様性の大切さや自然との共生について学ぶ講座です。

(出典:「東山動物園」(http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/index_pc.php))

名古屋市のみならず愛知県では各地でESD活動を行ってきました。
お住まいの地域の取り組みなどを確認してみてください。

ESD世界ユネスコ会議について

2002年の持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグ・サミット)が開かれ、そこで2005年から2014年を「国連持続可能な開発のための教育の10年」と定めました。
今回名古屋市で11月10日(月)~11月12日(水)の3日間で行われたESD世界ユネスコ会議では、2005年~2014年までの10年間の各国の取組の成果などを報告、議論しあいました。最終的にはESDの重要性と促進を訴える「あいち・なごや宣言」が全会一致で採択されました。

[参考]
・環境省(https://www.env.go.jp)
・東山動植物園(http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/index_pc.php)
・ESDユネスコ世界会議 あいち・なごや支援実行委員会(http://www.esd-aichi-nagoya.jp/index.php)
・UNESCO(http://en.unesco.org/)

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