大阪市の福祉避難所(障害者や要配慮者の災害時における避難所)ってなに??どこにある??
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障害を持った方や配慮が必要な方が家族におられるとき、もし災害が起こった時に一般の避難所に避難することに不安を感じている方もおられるのではないでしょうか?
そのような方のために、災害時に「福祉避難所」という避難所が作られることになっています。
福祉避難所とは何ですか?
「福祉避難所」とは、高齢者、障害者、妊産婦、乳幼児、病弱者等で入院の必要や施設に入所するほどではないものの、災害時避難所では生活に支障を来たす人たちのために、何らかの特別な配慮がされている避難所のことを言います。
福祉避難所はどのような施設ですか?
大阪市の福祉避難所について調べてみると、令和4年10月1日現在、大阪市内全体で359か所の施設が福祉避難所等の協定を結んでいます。→福祉避難所等の協定締結状況
その内訳を見ると、高齢者施設が大半でおよそ2/3を占め、障害児・者の施設の割合は約28パーセントになります。その他少数ですが、保育所や社会福祉協議会や救護施設などもあります。
協定を締結している障害者の施設は、生活介護の施設が多く、次いで、入所施設や就労継続支援B型や就労移行支援などの障害者の施設、その他には、児童発達支援や放課後等デイサービスもあります。
大阪市の福祉避難所の協定締結状況は、城東区や住吉区のように30か所以上あるところもあれば、3、4か所しかないところもあり、区によって差がある状況です。→令和4年10月26日現在の指定避難所(福祉避難所)
災害時、福祉避難所を利用するにどうしたらいいですか?
災害があった時に、すぐに福祉避難所を利用できるわけではありません。
入所者等や建物の安全確認及び人員確保ができた後に開設するため、福祉避難所への受け入れが必要と思われる要配慮者についても、一旦は一般の災害時避難所に避難してもらうことになっています。
災害時避難所で、避難所の一部区画を「福祉避難室」として設け、そこでトリアージされた後に福祉避難所に移送されることになっています。
また、避難所や自宅で生活することができない要配慮者のうち、身体状況の悪化により緊急に入所・介護・療養等が必要な人は「緊急入所施設」に移送される場合もあります。
(福祉避難所・緊急入所施設設置・運営マニュアルVer.1 より抜粋)