愛知県立みあい特別支援学校の特色と教育の取り組み|ICT活用・地域連携を深掘り
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近年、特別支援教育は社会全体の関心を集めています。
知的障害のある児童生徒が学ぶ環境として、愛知県立みあい特別支援学校は地域と連携しながら独自の教育を展開しています。
本校は2009年に設立され、ICTを活用した先進的な教育や、ユネスコスクールとしての地域連携活動を推進するなど、知的障害のある子どもたちにとって学びやすい環境を整えています。
このコラムでは、本校に関心のある方々にとって役立つ情報をご紹介します。
愛知県立みあい特別支援学校の基本情報
愛知県立みあい特別支援学校は、愛知県岡崎市に位置し、2009年4月1日に設立されました。
西三河地区(岡崎市・額田郡幸田町)の児童生徒の通学時間短縮を目的として開校されました。
本校は、知的障害のある児童生徒を対象としており、以下のような学部構成となっています。
• 小学部: 25学級
• 中学部: 14学級
• 高等部: 19学級
• 合計: 58学級、320名(令和6年度時点)
校舎は広々とした設計で、明るく開放的なプレイルームが設置されており、子どもたちがのびのびと活動できる環境が整っています。
教育の特徴
校訓と教育目標
本校では、以下の3つの柱を教育方針として掲げています。
• 元気ある子(健康で活動的な生活を送る)
• 根気ある子(粘り強く学び、生活スキルを向上させる)
• 勇気ある子(新しいことに挑戦し、自己表現を高める)
この教育方針のもと、児童生徒が社会生活に必要なスキルを身につけ、自立した生活を送れるよう支援しています。
ユネスコスクール加盟と地域交流
2014年からユネスコスクールに加盟し、共生社会の実現に向けた教育を推進しています。具体的には、以下のような活動を実施しています。
• 栽培活動(地域住民と協力し、野菜や花を育てる)
• 清掃活動(地域の公共スペースの美化)
• 職場体験(地域の企業と連携した職業教育)
ICT活用と先進的な学習支援
本校では、ICTを積極的に活用し、児童生徒の学びを支援しています。
• タブレット端末の導入
o 2011年(平成23年度)よりタブレット端末を導入
o 2016年(平成28年度)には高等部で一人一台のタブレット配備
o 視覚的な学習支援により、児童生徒の理解を深める
対話型ロボット「Pepperくん」の活用
社会性やコミュニケーション能力の向上を目的に、対話型ロボット「Pepper」を導入し、以下のような工夫をしています。
• 国語や家庭科の授業での活用
• 児童生徒が楽しく学べる工夫
学校の沿革と歴史
• 2009年: 「愛知県立みあい養護学校」として開校
• 2010年: 開校記念式典を実施
• 2014年: 「愛知県立みあい特別支援学校」に改称
アクセス情報
住所:〒444-0802 愛知県岡崎市美合町並松1−51
電話番号:0564‐57‐0013
• 公共交通機関: 岡崎市内からのアクセスが可能
• 自家用車: 東名高速道路岡崎ICから約10分
まとめ
愛知県立みあい特別支援学校では、ICTを活用した学習支援や地域とのつながりを重視しながら、知的障害のある児童生徒の自立を支援しています。
本校に関心のある方に、ぜひ参考にしていただきたいと思います。