名古屋市の通級指導教室について~相談窓口と指導形態~
2024.04.06
- 愛知県
- 進学・受験
以前に大阪市の通級指導教室についてお伝えしました(大阪市の通級指導教室について ~通級による指導とは何か?対象児童は?~)が、今回は名古屋市の通級(通級指導教室)についてご紹介します。
小中学校の軽度の障害を持つ通常学級のお子さんに、別の場で障害に応じた指導を行う指導形態を「通級」、通級を行う場所を「通級指導教室」と呼びます。
学習や給食などは通常学級で過ごし、週に何時間かの通級の時間だけ、通級指導教室へ移動し、お子さんそれぞれの成長具合や今後の課題に合った支援・指導を受けられる制度です。
相談窓口は、居住学区の教頭先生です。
お子さんの進学・進級にあたり、通常学級、通級、特別支援学級、特別支援学校など、どのような場でどのような支援・指導を受けると良いか、お子さんの障害の種類や程度を考慮し、本人や保護者の方の意向を尊重しながら決めていきます。
通う場を決めるのは、以下のような流れです。
① 学区の教頭へ相談
② 適切な支援・指導内容、学びの場についての具体的な相談
③ 総合的に判断して就学先の決定
通級指導教室では、指導の形態が3種類あります。
- 自校通級
- 在籍する学校に設置されている通級指導教室に移動して、支援・指導を受けます。
- 他校通級
- 在籍校に通級指導教室が設置されていない場合、別の学校に設置されている通級指導教室へ定期的に通います。
- 巡回指導
- 通級指導の教員が在籍校に赴き、支援・指導を行います。
名古屋市のホームページで、通級指導教室を設置している学校を公表しています。
お子さんの通われる学校にあるかどうか、確認しておいてもいいですね。
参考:名古屋市HP、LITALICO発達ナビ、特別支援教育のトビラ