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オウム返しとは?問題を解決するための対処法をわかりやすく解説

2025.03.08
  • 発達障害
  • ASD(自閉症スペクトラム)
  • 支援方法・家庭での過ごし方


子どもと会話をしていると、自分が言った内容と同じことを言ってくることがあります。
子どもは覚えた言葉をすぐに使ってみたいと考えているため、大人や周囲の人が言ったことを繰り返すように話します。
一般的に言ったことを言い返すことを「オウム返し」と呼び、子どもに見られがちな習慣です。
しかし、あまりにもオウム返しの頻度が多い場合、心配になる保護者の方も少なくはないでしょう。
当記事では、オウム返しの詳細から問題を解決するための対処法まで解説します。
オウム返しの問題を解決するためのノウハウを理解できるため、ぜひ参考にご覧ください。

目次

オウム返しとは

オウム返しとは、相手の発言をそのまま繰り返すコミュニケーションの手法です。
子どもだけでなくビジネスシーンでも使われることがあり、相手の言葉を繰り返すことで共感を示したり、会話をスムーズに進めたりする効果があります。
小さな子どもの場合、大人や他の子どもが言った言葉を真似て言い返します。
言葉を覚える過程で現れるため、一般的には自然な行動といえるでしょう。

整理オウム返しとの違い

整理オウム返しとは、キーワードをオウム返しするのではなく相手の言葉と同じ言葉を使って反応する手法です。
全ての言葉を同じように発言するため、整理して話すことから整理オウム返しと呼ばれています。
基本的なオウム返しは特定の言葉のみを返しますが、整理オウム返しは一言一句同じです。
そのため全ての言葉を同じように発言するなら整理オウム返し、特定の言葉のみであればオウム返しと理解しておきましょう。

エコラリアとの違い

エコラリアとは、自閉症スペクトラム(ASD)などの発達障害がある子どもたちが示す特有の行動です。
人の言葉を同じトーンやイントネーションで繰り返し、言葉の意味を理解せずそのまま発せられます。
なかには言葉の意味を理解していることもあり、そうでない場合もあります。
言葉を同じトーンやイントネーションで繰り返すことから、オウム返しとは少し異なります。
もし言葉のトーンやイントネーションが同じであれば、エコラリアである可能性が高いです。

オウム返しをするシーンについて

オウム返しをするシーンとして、以下のような項目が挙げられます。

●質疑応答

●指示

●日常会話

それでは詳しく説明します。

質疑応答

質疑応答のシーンでは、相手からの質問をそのままの言葉で返してしまうことがあります。
例えば子どもに「今日のご飯は?」と聞くと「ご飯は?」と返してしまいます。
「今日のご飯はカレー?ハンバーグ?」というように選択肢から選ぶなど、子どもが答えやすい質問にすることで、適切な回答を得やすくなります。

指示

大人や周囲の人が特定の指示を出すと、子どもは指示内容をそのまま返すことがあります。
指示内容を具体的な内容に変更することで、子どもは内容を理解して行動へと反映させることができるでしょう。
例えば、「準備しなさい」を、「カバンの中にノートを入れてね」などと、具体的に伝えるとよいでしょう。

日常会話

日常の会話中に子どもがオウム返しをするケースもあります。
例えば大人が「楽しい!」と言えば、子どもも「楽しい!」と同じ言葉を言うことでコミュニケーションを取ろうとします。
しかし、子どもは「楽しい」という言葉の意味を理解しておらず、そのままの言葉を返していることがあります。
そのような時は、子どもが楽しそうにしている場面で「楽しいね」などと、言葉を繰り返すことで、少しずつ感情と言葉が結びついていきます。

オウム返しによる成長過程の影響

こちらでは、オウム返しによる成長過程の影響について説明します。

子どもの成長過程に合わせて、ぜひチェックしてください。

幼少期

幼少期の子どもは、言語とコミュニケーションスキルを発達させるために練習をしています。
オウム返しの頻度が多いときは心配になるかもしれませんが、長い目で見ることが大切です。
しかし、コミュニケーションがうまく取れないときは、自閉症スペクトラム(ASD)などが関わっている場合があるため、専門家に相談するのもよいでしょう。

学齢期

学齢期の子どもは学校や社会でコミュニケーションスキルを身につけるため、徐々にオウム返しはなくなっていきます。
この時期にオウム返しの頻度が多いと、コミュニケーションが周りの人間関係に影響を与えるため、友情や対人関係の構築が難しくなっていきます。
言葉の意味を理解できていない場合は、学業にも悪影響を及ぼすので、早期に専門家に相談し、子どもに合った支援を行っていく必要があります。

オウム返しの対処法

オウム返しの対処法として、以下のような方法があります。

●積極的なコミュニケーションを意識する

●興味・関心があることに注目する

●感情の理解をサポートする

それでは詳しく説明します。

積極的なコミュニケーションを意識する

子どもがオウム返しをしても、積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。
オウム返しを否定し続けると、子どもがコミュニケーションをとることが嫌になり、言葉が広がらないこともあります。
オウム返し行動を受け入れながら、子どもがコミュニケーションを楽しめるようにすることはとても大切です。
子どもが理解できるように、大人が質問の仕方や返し方を工夫していきましょう。

興味・関心があることに注目する

子どもの興味・関心があるものや遊びからコミュニケーションの練習をすることはおすすめです。
例えば新幹線が好きなら、新幹線に乗った時に、「新幹線に乗って嬉しいね」など、子どもの感情と言葉を結びつける感情認識の練習を重ねていくと良いでしょう。

感情の理解をサポートする

子どもが他の人の感情を理解できるようにサポートすることも大切です。
感情の理解が難しい子どもには、写真や絵を使いながら、「○○な時は悲しいね」というように、ソーシャルスキルトレーニングなどで考えることや、具体的な場面や感情を認識できるようにすることで、他の人への感情の理解も進んでいきます。

まとめ

今回は、オウム返しの詳細から問題を解決するための対処法まで解説しました。

子どもの時期はオウム返しをすることが多いので心配になりますが、年齢の経過とともに症状は軽減されていきます。
しかし、改善されない時や心配な時は、専門家に相談したり、当記事で紹介したような対処法を試してみたりするとよいでしょう。

オウム返しは子どもの頃は誰にでも起きる症状なので、子どもの状況をチェックしながら適切に対応していきましょう。

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