ROCKET 異才発掘プロジェクト
- 発達障害
- 支援方法・家庭での過ごし方
今月12月10日(水曜日)に異才児発掘プロジェクト ROCKETの開講式が行われます。
今回はこの異才児発掘プロジェクト ROCKETについて紹介しようと思います。
まずROCKETとはRoom Of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talentsの頭文字をとっています。
このプロジェクトでは突出した能力はあるが、現状の教育環境に馴染めず不登校傾向にある小・中学校生を選抜し、継続的な学習保障及び生活のサポートを提供するというものです。
(出典:異才児発掘プロジェクトROCKET(http://rocket.tokyo/A4_ROCKET3P.pdf))
注目すべきは対象が不登校傾向にある小中学生という点だと思います。
以前の記事でも記しましたが、不登校児の数割は発達障害だと言われています。
(以前の記事)
発達障害のある子すべてが飛び抜けた才能を示すわけではありませんが、発達障害のある子は才能が障害に隠され、才能が見つけにくい場合があります。
誰にでも得意なことがあるように、才能を個人の中で比較的得意な分野と捉えれば才能を見つけやすくなると思います。
発達障害のある子たちの潜在的な能力を伸ばし、誰もが自己肯定感を持てるようになることが大切です。
また、プログラムの内容はさまざな分野のトップランナーの講義を受けたり、一人一人の興味や関心に応じて才能を伸ばすための指導を受けたりすることができるということです。
これを聞きアメリカの天才児教育を思い浮かべました。
天才児教育とは先天的に平均よりも顕著に高い能力を持っていると判明した子供の教育に用いられる教育手法で、アメリカでは積極的に取り入れられている教育方法です。
主に飛び級などで自分自身にあった教育を受けることができるシステムです。
このプログラムの最終目標は、異才を発掘し,継続的なサポートを提供することで,将来の日本をリードしイノベーションをもたらす人材を養成することです。
このような教育を受けた人がこれからの日本を引っ張ってくれることに期待します。
[参考]
・異才児発掘プロジェクトROCKET (http://rocket.tokyo/)
・NHK NEWS WEB (http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_1115.html)