クリスマス、節分など、季節の行事を取り入れた制作課題もよく用意しています。季節感があるものは、子どもたちも楽しく取り組んでくれ、風習や習慣も伝えられるので、とてもよい教材です。

恐竜が好き、乗り物が好きなど、子どもの好きなものはそれぞれ…。子どもの好きなものを教材のデザインに取り入れ、より高いモチベーションで課題に取り組めるように、苦手な課題も楽しくできるように工夫をしています。

授業で使う教材はいろいろありますが、その中でも子どもたちからの人気が高いのは食べ物シリーズです。フェルトで手作りのお弁当セットの他、先生が子どもたちの好きなものに合わせて教材を作ることもあります。トングなどの道具を使っておかずを詰めることで、手先の器用さを遊びながら伸ばしています。

3種類のサイズの机があり、子どもの体の大きさに応じて机や椅子を変えながら授業を行っています。発達障害の子どもの中には、環境の変化に敏感な子もいるため、小学校に入学後少しでも早く慣れるように年長さんは就学机に移行し、足台やすくすくっしょんを使って大きい机にも慣れるように工夫をしています。

園での身辺自立も考え、教材を使ってボタンはめの練習を取り入れることもあります。お花の教材は大きいボタン、魚の方は小さいボタンで、子どもの段階に合わせて選び、先生が手伝う量も調節し、一人で取り組めるように促しています。